歩掛とは?

歩掛 (ぶがかり) とは、ある作業を行う場合の単位数量または、ある一定の工事に要する作業手間ならびに作業日数を数値化したもののこと。土木工事及び建築工事の積算の際は、歩掛にそれに対応する職種の労務単価を乗じ、場合によってはそれに諸経費を追加して価格を算出して工事の費用の根拠とする。たとえば、1m四方の穴を人力で掘る場合で、普通作業員と呼ばれる作業員が3人、6時間かかるという場合、3×6=のべ18時間、1日の労働時間を8時間として18/8=2.25, その結果を受けて普通作業員2.25人工(にんく)といういい方をする。 国土交通省が毎年度制定している公共工事標準歩掛りが、日本の土木建築工事の積算基準となっている。